尼崎は塚口・武庫之荘の鍼灸・整体アスイクの部位・疾患別スポーツ障害の解説

こどもの体は大人と違い未完成で脆弱なので、必然的に同じようにスポーツをしていたり、ケガをしても大人とは全然違う病態になることも少なくありません。逆にこどもだからこそ起こるケガやこどもにしか起こらないケガなどもたくさんあります。

 

こどもの体は骨も柔らかく、骨折などもしやすいですし、骨端線という成長軟骨もすぐに傷ついてしまいます。

 

なかにはこどものころのケガが完治せずのちのち外観上の変形や痛みを僕自身、今振り返るとこどもの頃に右手首を3回、足首を1回骨折していますが一度も骨折と指摘されることはありませんでした。それは子供の骨折などは非常にわかりにくい場合があるからです。

 

また、こどもも非常に敏感ですので大人のようにストレスによる自律神経の不調などで耳鳴りやめまい、腹痛など様々な症状を訴えることもたくさんあります。


  説明
野球肩 野球をする人に特に起こる疾患で、腱板損傷、上腕二頭筋腱炎、肩関節不安定症etcの総称を言います。Bennet損傷、関節唇損傷など病態がひどくなると手術適応になる場合もあります。
リトルリーガーズショルダー(上腕骨近位骨端線損傷) 子ども特有の疾患でありfollow-through期に痛みが起こることが多いです。
テニス肩(肩峰下インピンジメント症候群) 肩を上げた時に棘上筋の付着部が烏口肩峰アーチを通過する際に機械的圧迫を生じおこります。      
水泳肩 スイマー特有のかたの痛みであり、水泳は競技特性として、水中での推進力の7割近くを上肢が担っています。特に肩関節・肩甲帯に疲労が生じやすく水泳肩発症の要因となります。
ルーズショルダー(肩関節不安定症) 10~20歳代のスポーツで症状が起こることが多い。特に肩に脱臼感、脱力感、鈍痛がおこります。女性などでは肩こりを訴えるかたもおられます。

腱板炎

      

  説明
野球肘(内側型) 投球の際、肘にかかる負担により起こる疾患です。13,4歳までは、上腕骨内側上顆裂離骨折、骨端線損傷が多く、13,4歳以降は内側側副靱帯損傷など多くみられます。※個人差があります。
野球肘(外側型) 投球の際、肘の外反ストレスで上腕骨小頭と橈骨頭がぶつかり生じる疾患です。離断性骨軟骨炎とも言われます。治療に時間を要したり手術になることも少なくない要注意の疾患です。
野球肘(後方型) 投球の際、acceleration期、またはfollow-through期で肘の先端付近に痛みを生じる。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎) テニスでは、バックハンドエルボーともいわれ日常生活でも家事等でよく手を使われる主婦などに多くみられます。
ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎) ゴルフのスイングの際に利き手によく起こるといわれています。

手首

  説明
TFCC損傷 ゴルフや野球・テニスなどスポーツでのオーバーユース、サッカーなどのコンタクトスポーツでの転倒の際に手をついた時に手首の小指側のTFCC(軟骨、靱帯、腱鞘)が損傷します。タオルを絞る、ドアノブを開ける際にズキッとした痛みがあるのが特徴です。

  説明
成長期腰椎分離症 成長期のスポーツをしている子どもに見られる疾患です。腰の回旋を繰り返し行うスポーツに起こりやすいです。特に腰を後ろに反らすと痛みを訴えますが初期は前に倒す際も痛みを訴えます。治療に時間を要します。
腰椎椎間板ヘルニア 労働やスポーツの際に椎間板の繊維輪にひびが入り髄核が外に飛び出すことを言います。腰を前に倒すと痛みを訴え、下肢症状(痺れ、痛み)を伴うことが特徴です。 
腰椎椎間板症 労働やスポーツの際に起こる椎間板由来の腰痛です。腰を前に倒すといたみを訴えますが、下肢症状を伴わないことが特徴です。

  説明
頚椎椎間板ヘルニア 椎間板の変性により後方に突出した際、頚に痛み上肢痛(痺れ、痛み)を訴えます。腰椎椎間板より変性時期が遅く30代以降に多いことが特徴です。
バーナーペイン アメリカンフットボール、ラグビーなどのコンタクトスポーツに多く、頚から腕にかけて焼けるような痛み(バーナーペイン)が特徴です。
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股関節

  説明
グローインペイン
(鼠径部痛症候群)
スポーツ選手特にサッカーをしている人に多い鼠径部の痛みです。日常生活は問題ないがスポーツにおけるダッシュ、キック、起き上がり動作などで痛みを訴えます。 
恥骨結合炎 泌尿器系の術後に恥骨結合部に痛みをおこす疾患として知られていますが、スポーツ活動(サッカー、長距離)によって起こることもあります。腹直筋、薄筋の繰り返しの収縮によって起こるといわれていますがはっきりした見解はわかっていません。

傷害 付着部炎
オスグット病 骨端線閉鎖前(成長期)の子どもに起こる膝前面の痛みです。脛骨粗面に膝蓋靱帯が付着しており、大腿四頭筋の収縮により膝蓋靱帯が脛骨粗面を牽引して起こる骨端症です。スポーツをしている10~14歳の男子に多く女子は男子より1~2年発症が早いことが特徴であります。
ジャンパーズニー
(膝蓋靭帯炎)
ジャンプ競技のスポーツによく起こる膝前面の痛みです。膝蓋腱(近位付着部)65%、大腿四頭筋腱(膝蓋骨付着部)25%、膝蓋腱(遠位付着部)10%の順で発生頻度が多い。
ランナーズニー(腸脛靭帯炎) ランニングを主体する競技に多く発症する膝外側の痛みです。膝の屈曲伸展の繰り返しにより、Gerdy結節に付着する腸脛靭帯と大腿骨外側上顆が摩擦することによって起こるといわれています。
半月板損傷 一回の大きな外力で起こる急性の半月板損傷と頻繁に膝に加わる外力によって起こる慢性の半月板損傷があります。若年者ではスポーツ外傷によるものが多く、高齢者では加齢による半月板の変性断裂が多い。膝の疼痛(内側、外側)、可動域制限、ロッキングが生じることがあります。
円板状半月
(discoid meniscus)
幼小児期にみられる半月板の形態異常です。半月板が損傷されやすく、損傷を生じた場合は膝の痛みや伸展制限、弾発現象が特徴です。外側の半月板に多く、内側も稀に有することがあります。

平泳ぎ膝
(Breaststroker’s knee)

平泳ぎの際に起こる膝内側の痛みです。ウィップキックでの泳ぎ方の際に推進力を得るため下腿外旋、膝を外反するために内側側副靱帯(MCL)炎症、内側半月板(MM)損傷を起こりやすいといわれています。

鵞足炎

鵞足部(縫工筋、薄筋、半腱様筋付着部)がスポーツなど膝の屈伸にて膝内側部に起こる痛みです。

膝蓋骨不安定症

転倒して起きる場合が多く膝蓋骨が外方に移動して膝崩れ、不安定感、自発痛を主訴とする膝の痛みです。スポーツ外傷による発症も多く、下腿が外旋位で着地することで、膝蓋骨が外方に移動します。女性に多いことも特徴であります。

分裂膝蓋骨

無痛性と有痛性とがありスポーツしている男子に多くみられます。原因がはっきりせず先天性といわれていましたが、骨癒合がみられることがわかっており骨端症?骨折?今だはっきりわかっていません。しかし早期発見で骨癒合が可能だということはわかっています。膝蓋骨外上方、膝蓋骨外方、膝蓋骨下極の順に分裂像が多くみられ25~40%は両側の膝にみられます。

シンディングラルセン病

スポーツ(特にサッカー)をしている男子に多く、膝蓋骨下極に起こる骨端症・骨軟骨障害といわれています。特に脛骨発育分類のCartilaginous stage時期に多くみられるため男子11前後、女子10歳前後にみられる。

傷害 付着部炎
足関節不安定症 機械的不安定性と機能的不安定性があります。X線撮影のストレス撮影で不安定性を確認できるものを機械的不安定性といい自覚症状として不安定感があるもののストレス撮影にて不安定性を認めないものをいいます。捻挫後、長期の固定をしていたがその後のリハビリをしていなかった人がX線上は問題ないが不安定感と痛みを訴えられる方が多々います。
シンスプリント スポーツ選手によるオーバーユースまたは反復するトレーニングによって引き起こされるスポーツ障害です。女性においては、骨粗鬆症・無月経・摂食障害を主徴候とする女性競技者三主徴症候群と関連しているといわれています。
下腿コンパートメント 急性と慢性のコンパートメント症候群があり、急性型は外傷、骨折により区画内の圧が高くなり阻血状態となり壊死をおこします。慢性型はスポーツ活動などで多くみられ、過剰な運動により筋肉、筋膜が炎症を起こしその結果浮腫が起こって区画内圧が高くなり症状を起こす。症状として痺れ、夜間痛、運動障害を起こす。
アキレス腱炎 スポーツ選手に多くおこりやすくオーバーユースまたは反復するストレスにより起こりやすい。特に中年層(35~45歳)の男性に多くおこりやすい。
有痛性三角骨障害 クラシックバレエのポアント(つま先動作)やサッカーのインステップキックなどの慢性的な外力の積み重ね、または足関節捻挫を契機に発症することがある足関節後面の痛みです。

ジョガーズフット

ジョギング愛好者の足に多く起こる土踏まずの痛みです。

脛骨神経が内側足底神経に分かれ足根管を出た後に母趾外転筋の入り口でエントラップメントを起こします。つま先立ちで疼痛が誘発され、舟状骨結節付近でチネルサインがみられます。

フットボーラーズアンクル
(衝突性外骨腫)

脛骨前縁部、距骨滑車部前縁部に外骨腫様の骨増殖変化が認められる。スポーツ選手や足関節に不安定性のある人にも認められるため、過背屈で脛骨前縁と距骨背側が衝突したり、過底屈で靱帯や関節包に牽引力が働いたり、捻挫を繰り返したため起こるといわれています。 

有痛性外脛骨

思春期のスポーツ選手に多く、捻挫などの外傷や激しい運動を誘因として発症することが多いです。外脛骨に付着している後脛骨筋腱に引っ張られて舟状骨と外脛骨の間で痛みがでます。

母趾種子骨障害

骨折、二分種子骨、壊死、炎症などの原因で痛みが起こるといわれています。ジャンプの多いクラシックバレエやフラメンコ、タップダンスなどのダンサーに頻発し、バスケや裸足で板張りの床を踏み込む剣道などのスポーツ選手によく起こるといわれています。

シーバー病(踵骨骨端症)

かかとの後下方に疼痛をきたす予後良好な小児疾患です。活発な7~12歳ごろの男児に多くみられます。

有痛性踵骨褥
(Painful heel cusion)

肥満、加齢、炎症、外傷(挫傷、踵骨骨折)など原因にある。スポーツでは、ハードル競技、走り幅跳びの競技者によくみられる。長時間の立位姿勢、歩行の際に痛くかかとに圧痛があります。

足底腱膜炎

ランニング・ジャンプなどの動作の繰り返しにより足底筋膜に過度のストレスがかかると足底腱膜に炎症が起こります。ジョギング愛好者や長距離ランナーにも多く中高年では長時間の歩行立ち仕事によりスポーツとは関係なく発症もします。朝の第一歩目、歩き始めが痛いことが特徴です。

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