テーピングの下地となるアンダーラップの巻き方・使い方
“自分でテーピングを巻く機会があるが適当に巻いている”とか“チームの救急バックにテーピング入っているが使い方がわからない”など、トレーナーが現場にいない現状でアスイクではこんなことを時々耳にします。
本来は選手の“症状”“競技”“ポジション”などでテーピングの巻き方や素材のチョイスが変わってくるのですが、テーピングの巻き方・使い方を解説していきたいと思います。
ちなみにアスイクでは、選手の“症状”“競技”“ポジション”などに応じてテーピングの処方を決め巻き方のリーフレットを個別にお作りしたりしています。
それではアンダーラップの巻き方・使い方です。
アンダーラップとは
テーピングは本来、体毛を剃って皮膚に直接巻くことが固定力も強く緩みにくいので推奨されていますが、それだと皮膚がかぶれたり、皮膚が傷ついたりすることがあります。
アンダーラップはテープが皮膚に直接当たらないように皮膚を保護するためのテープです。
また、テーピングをここからここまでの範囲巻くというガイドの役割も果たします。
救急バックの中で見かける、モフモフしたテープです。
以前は黄色っぽいものがほとんどでしたが、最近はカラーバリエーションも豊富です。
テーピングの下地となるアンダーラップ
アンダーラップはテーピングで固定する前の準備ですが、アンダーラップがきちんと巻けていないとテーピングの効果が半減してしまったり、逆に痛みや違和感の原因になることもありますのでアンダーラップの巻き方・使い方はしっかり覚えておいてください!
アンダーラップを巻く前に
まず、アンダーラップを取り出します。
アンダーラップは非常に柔らかく、それ自体に粘着性がないのでこのまま巻くとユルユルでヨレヨレになってしまい、テーピングの固定力も弱くなってしまいます。
アンダーラップを少し横に引っ張ってみて下さい。
写真では分かりにくいですが、横に引っ張るとキラキラと光沢が出てきます。
強く引っ張る必要はありませんがこの光沢を目安に少し引っ張った状態で巻いていってください。
アンダーラップの巻き方
足首(足関節)を固定の肢位にします。
※オーソドックスなのは足関節が90℃の姿勢です。
足の関節を覆うように踵(かかと)方向に一周巻きます。
アンダーラップの幅半分くらい少し上にずらして、足関節から踵にかけて2周目を巻きます。
足関節の上、アキレス腱のところまで出てきたら次にヒールロックで足関節全体を覆います。
右の足関節を内側から見ています。
アキレス腱の方から外側のくるぶし(外果)の下を通り、踵を斜めに横切ります。
足関節の内側からアキレス腱の後ろの方に戻ります。
そこから、反対も同じように行います。
完成です。
皮膚にピタッと密着しており、少し光沢がある状態で仕上がっています。
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きゃべつのしん (火曜日, 06 8月 2024 21:18)
ありがとうございます!
助かりましたー!