フィギュアスケート宮原知子選手が診断された股関節疲労骨折とは
先日、女子フィギュアスケートの宮原知子選手が股関節の疲労骨折で国際大会2試合を欠場すると報道がありました。
股関節の疲労骨折とはどんなものでどんな状態なのか、宮原選手は世界選手権に間に合うのか考察します。
※現在アスイクは宮原選手とは直接関わり合いはありません。あくまで、報道からの考察と一見解です。
関節は骨折しないので、恥骨疲労骨折か大腿骨頚部疲労骨折と考えられる
厳密にいうと、関節は骨折しないので報道に出た『股関節疲労骨折』は“股関節周辺の疲労骨折”であると考えられます。
股関節周辺の疲労骨折で考えられるのは
が考えられます。
股関節疲労骨折と報道までの流れ
- 2016年10月シーズンインで試合期に
- 2016年12月初旬痛みが発症
- 同12月GPファイナル
- 同12月全日本選手権
- 2017年1月半ばに全治4週間と診断
- 本人は出場の意向が強かったが2月の2試合は欠場
- 3月末の世界選手権に照準
- 現在は左軸足のジャンプなどは控えてほぼ毎日練習している
まとめ
まず、診断に関しては全治4週間の診断や練習もできていて2月の試合も出場できそうな状態であることから『恥骨疲労骨折』と考えます。
※大腿骨頚部疲労骨折だと初期症状が軽くても進行していく可能性があるため3ヵ月のスポーツ休止と言われています。(大腿骨頚部骨折だとして、1月からスポーツ休止して世界選手権のみ強行出場でオフシーズンに入る。というシナリオも考えられなくはないですが全治4週だとしたらまずないでしょう)
12月初旬に発症し、1月半ばに診断された『恥骨疲労骨折』だとしたら、現在患部の状態はだいぶ良いと思います。
もちろん急に強度を上げると痛みがぶり返す可能性はあります。
課題は、メンタル的に痛みのあった状態を引きずらないか、練習強度の調整による持久力不足と演技の完成度ですかね。
フィギュアスケートの宮原知子選手に限らず、アスリートは故障や故障するリスクと闘いながら綱渡り的なギリギリの調整をしてることが本当に多いです。もちろんそんなことは表には出ませんが。。
今回は、世界選手権が平昌五輪の出場枠がかかってるということで宮原選手の意思よりも日本代表としてオリンピックのための判断となったのでしょう。
とにもかくにも、宮原選手の早い回復と復帰と大活躍を応援してます。
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